ご挨拶

理事長あいさつ

理事長 鈴木 俊一

皆さま方におかれましては、平素より沼津信用金庫をご愛顧いただきまして心より感謝を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の影響長期化に加えて、ロシアによるウクライナ侵攻等地政学的なリスクも高まるなど、当地域においても社会的、経済的な先行き不透明感が増しております。
そのような中で、地元に密着した金融機関としてお客様に寄り添った課題解決型の金融サービスの提供、相談業務の高度化を目指す方針に変わりはなく、地域とともに成長を続けることが使命であると考えております。

さて、コロナ禍で閉塞感が漂う当地域を少しでも盛り上げて行くことを目的に当金庫は様々なメニューの実践やご提案を心がけております。具体的には企業の経営サポートの充実や商談会の開催はもとより、今後は人材紹介の業務やファンドの組成による企業のスタートアップ支援にも取り組んでいく予定です。
一方、沼津市は「フェンシングのまち沼津」としてフェンシングを通じた交流人口の増加や地域振興につなげることを目指しておりますが、当金庫ではこの事業に賛同したうえで、2022年4月よりフェンシング女子サーブル日本代表の選手を新入職員として迎え入れました。選手としての活躍を応援していくことはもちろん、地元での大会やイベントにも積極的に参加していく所存です。スポーツが持つ社会的価値の向上とともに、子供たちには選手を身近に感じ夢を持って成長してもらうことを期待しております。
また、急速にデジタル化社会へと移行しつつありますが、当金庫ではお客様に寄り添いながらデジタル化とともに歩んでいく地域作りを目指しております。その一環として、静岡県が主催する「ふじのくにデジタルサポーター育成事業」に参画いたしました。60人の当金庫職員がデジタルサポーターとして認定され、地域の方が身近で気軽に相談できる体制を整えました。
近時、金融機関を取り巻く社会環境は専門化、高度化しております。地域金融機関として気候変動対策、環境問題への取り組みなどが強く求められています。こうした中で当金庫を含む東部4信用金庫は共同でSDG‘S宣言を行いました。また、お客様のご預金やお取引の安全性確保に資するべく、マネーローンダリング・テロ資金供与対策を重要課題として捉え積極的に取り組んでおりますのでご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

当金庫では、この他にも多様な応援体制や金融支援プログラムなどを用意しており、お客様との対話を通じて地域の皆さまとともに歩んでいくことが地域金融機関としての役割であると考えております。
役職員一同、引き続き地元金融機関としての誇りを持って活動して参りますので、今後とも、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2022年9月