先輩と仕事 3

先輩3:中小企業診断士の先輩
ぬましん先輩3 中小企業診断士
藤原 悠太

融資管理支援部 経営サポート担当 主任
中小企業診断士
趣味:読書 ドラマ、映画鑑賞

「ぬましん」を選んだ理由

大学4年間を県外で過ごしたことで、改めて生まれ育った沼津という地の良さを感じました。気性が穏やかでのんびりとした市民性が自分の性格とマッチしており、地元であれば自分の良さを出せるのではないかと、地元に戻ることを決意しました。

大学は工学部の情報学科出身で、今の仕事とは全く異なる分野で、当時の私は常にPCとにらめっこをしながらプログラムを組む生活をしていたため、人との対話を通じて関わりたいと思うようになりました。
ちょうどその当時「フィンテック」(金融+情報技術)が話題になってきて、学生時代に学んだ知識と思考力を金融業界でも活かせるのではないかと考え、地元沼津に根づいていたぬましんを選びました。
信用金庫であれば県外への転勤もなく、住み慣れた県東部エリア限定での勤務という点も惹かれた理由の1つです。

地域創生部 係長の先輩
入庫後の経験

入庫半年~3年目:渉外係として、個人のお客様を中心に貯蓄や投資、ご融資の提案を行う
入庫4年目:コロナ禍で資金繰りに悩まれている事業所様に対してゼロゼロ融資(無利子、無担保、無保証人)を推進する
入庫5年目:株式会社地域経済活性化支援機構(REVIC)へ半年間外部出向し、事業性評価のノウハウを学ぶ
入庫6年目:ソリューション営業推進担当として、REVICで学んだノウハウを活用し、事業者様の成長戦略の検討、補助金作成支援を行う
入庫7年目:経営サポート担当として、事業者様の経営改善のお手伝いを行う
入庫8年目:半年間の中小企業診断士養成課程を経て診断士となる 経営サポート担当に復帰し支援を行う

中小企業診断士としての業務内容

経営に何かしらの問題を抱えている先や、現状の経営は順調でも、これから数年先を見据えたときに事業の継続に不安がある先などに対し、経営者との定期的な面談を通じて経営に関するアドバイスを行い、地元の中小事業者が元気になれるようサポートをするお仕事です。

やりがいと、心がけていること

経営者は事業継続のために日々頭を悩ませています。どうすればお客様が来てくれるか?、どんな製品ならお客様は喜んでくれるか?、返済の資金を期日までにどう確保しようか?など。そんな経営者に寄り添って話を聞き、中小企業診断士として問題の解決策や、今後の成長戦略を一緒に議論し、そのアイディアの1つでも経営者が挑戦してみたいと思い、実際に行動して成果に繋がったときに特にやりがいを感じます。

そのために「まずは現場へ」が私のモットーです。机上で財務分析だけしていても、企業風土や歴史、事業者の想いまでは読み取れません。とにかく現場へ足を運び、会社の様子を目でみて、経営者の話を直接聞くことは私がぬましんに入庫してから現在まで変わることのない活動の軸となっています。

また、一個人として「藤原さんに相談してよかった」、「あなただったからやってみようと思えた」、という言葉をいただけたときにもやりがいを感じます。

お仕事の難しさや大変な点は?それをどう乗り越えていますか?

経営者のやる気を引き出すのが一番難しい点です。現在の経営状態では危機感を感じていない企業でも、中長期的な視点でみると、今の内から戦略を立てていかないと気がついた時には手遅れという可能性もあります。「このままの経営を続けると、あと〇年後には資金ショートする可能性があります。社長の家族や働いている従業員さんの雇用が守れなくなるかもしれませんよ。」など、お客様だから忖度するのではなく、時には厳しい現実を突きつけることが真の経営支援であると考えています。

感覚的な経営をされている方も多いため、数値でしっかりと根拠を示し、相手が納得しているか確認しながら話すよう意識しています。

ぬましん 地域創生部の先輩
ぬましん 地域創生部の先輩
中小企業診断士を目指した理由と、ぬましんのサポート体制

入庫4年目(令和2年)のコロナ禍、渉外担当としてコロナ融資を行った中小企業で言われた一言がきっかけでした。「コロナ融資は「延命措置」に過ぎなくて、会社を立て直すという根本的な解決にはなっていないよね」という言葉を耳にし、中小企業の真の課題解決のために自分は何ができるだろうかをよく考えるようになりました。そこで翌年度半年間、株式会社地域経済活性化支援機構(REVIC)の出向に立候補し、事業内容を分析し、企業の将来的な戦略を検討する「事業性評価」のノウハウを学びました。全国各地から同じような志を持つ同期とともに学んだことで、より本格的に中小企業の支援に携わりたいという思いになり、診断士を目指すことを決めました。

中小企業診断士になるには、筆記試験を突破する方法と、筆記試験の代わりに半年間の実務を学ぶ養成課程という2つの選択肢があります。中小企業の支援を最前線で行っているベテランの診断士がインストラクターとなって直接ご指導くださる養成課程に魅力を感じ、半年間の勉強の道を選びました。その費用をぬましんに全額負担いただいきました。相当大きな額ですが、「費用面は心配しないで、精一杯学んできてね」という人事部長からのお言葉もあり、半年間勉強に集中することができました。

職場の雰囲気は?

上司や部下となんでも気軽に相談できるため、雰囲気はとても良いと感じています。
仕事の進捗や悩んでいることはないかを常に気に掛けてくださるため、のびのびと仕事に取り組める環境です。

「ぬましん」の良いところ、自慢は?

挑戦心、やる気がある職員が活躍できる職場だと思っています。
資格取得の費用補助や、外部団体への出向も複数あります。以前は10年近く勤務経験がないと対象とならなかった出向も、最近では入庫5年目でも挑戦する意欲があれば出向させていただける環境が整っています。

就活生へのメッセージ

これからの社会人生活で期待もある反面それ以上に不安が大きく、本当にやっていけるのか心配になるかもしれません。私もそうでした。そんな中、就職活動中に私の座右の銘にもなる、元広島東洋カープの黒田博樹投手の言葉に出会いました。
「選んだ道が『正解』となるように自分で努力することが大切」という言葉です。
結局何が正解かなんて現時点ではわかりません。正解だったか不正解だったかは自分の努力次第でいかようにもなるものだと私は思っています。その点ではぬましんは挑戦する職員を応援してくれる制度や体制が整っていますし、上司や先輩も手厚くサポートしてくれる、とても恵まれた職場だと思っています。まずは思い切って初めの一歩を踏み出してみましょう。
一緒に働けることを楽しみにしています!

ぬましん 中小企業診断士の先輩
1日のスケジュール
AM
8:30

訪問準備

当日訪問する先に提示する資料の見直しや、どう話せば納得してもらえるか話の構成を考えます。
10:00

取引先訪問

経営者と面談を行い、業況の確認や今後の資金繰りについての相談、経営課題に対する改善策案を提案します。
PM
12:00

昼食

本部より徒歩5分以内のカフェで読書をしながらリフレッシュ。
13:00

資料分析

午前中面談した企業様よりいただいた決算書や資料をもとに分析を行います。
15:00

提案資料作成

次回訪問する企業様に対し、ExcelやPowerPointを活用して相手に納得いただける資料を作成します。
17:15

退勤

翌日のスケジュールを確認し退勤。
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DX-Special Talk

― DX推進メンバー座談会

ぬましんは若手職員を中心に「DX」を積極的に推進しています。
先進的なぬましんのDX(デジタルトランスフォーメーション)の取組事例について語り合いました!

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